【鶏肉の部位】むね肉ともも肉の違いは何?【見た目・肉質・料理】

むね肉ともも肉の違いは何 お肉
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料理初心者
料理初心者

鶏肉はヘルシーだって聞くし、鶏肉料理に挑戦してみようかな!

料理初心者
料理初心者

材料を買いにスーパーに来てみたら「むね肉」のほうが安いなあ。
レシピには「もも肉」って書いてあるけど、まあ同じ鶏肉だし「むね肉」でもいっか!!

ちょっと待ってください!!

同じ鶏肉でも、むね肉ともも肉は全く違うお肉なんです!!

もし、レシピと違う方の鶏肉を選んでしまったら、完成する料理は完全に別物になってしまって後悔することに。

料理初心者の方はまず、鶏のむね肉ともも肉の違いを知っているだけで料理の失敗を格段に減らすことができます。

この記事では

  • むね肉ともも肉の見た目の違い
  • それぞれの肉質の違い
  • それぞれの向いている料理

これらについて解説しています。

むね肉ともも肉の見た目や肉質の違いを知ったうえで、向いている料理まで理解していると、探すレシピの選択肢もグンと増えると思います。

ぜひこの記事を読んで、むね肉ともも肉の見分け方・使い分けをマスターしていってください!

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むね肉ともも肉の違い

むね肉ともも肉の違いは、この次の3つを知っていればOKです!

  • 見た目
  • 肉質
  • 向いている料理

それぞれについて詳しく解説していきます。

見た目の違い

むね肉
むね肉

・色は薄ピンク〜ベージュっぽい
・葉っぱのような形をしている
・繊維の方向がパッと見てわかりやすい

もも肉
もも肉

・色は赤っぽい、濃いピンク色やオレンジ色っぽく見えるものもある
・形が複雑で広げると四角や五角形のような見た目
・繊維の方向が複雑でわかりにくい

★解説

むね肉は、もも肉と比べて肉の色が薄めで薄ピンクやベージュっぽい色をしていることが多いです。

形は桜やけやきの葉っぱのような形をしていて、肉の繊維も葉っぱの葉脈のように流れていてパッとみて分かりやすいです。

「肉の繊維??よくわかんない??」
という人も多いでしょうから、下の画像を見てもらうとわかりやすいかと思います。

むね肉の繊維は、だいたい真ん中を境目にオレンジの線のように流れています。

ちょっと落ち着いて見れば、むね肉は初心者の方でもすぐに肉の繊維の流れが分かります。


そしてもも肉は、むね肉と比べて肉の色が赤っぽく濃いピンク色っぽく見えるものが多いです。

広げてみると四角形っぽい形をしていたり歪んだ五角形のような形をしていたり、きれいな形はしていないことが多いです。

そして繊維の方向もバラバラで、むね肉と比べてもぐちゃぐちゃとしていてわかりにくい見た目をしています。


すごく簡単にまとめると
「むね肉は薄色きれい、もも肉は濃色ごちゃごちゃ」
と覚えるとわかりやすいかもしれません。

肉質の違い

むね肉

・やわらかい肉質
・味は淡白でジューシー感はない
・脂質が少なく低カロリーかつ高タンパク

もも肉

・弾力のある肉質
・味にコクがありジューシー
・脂質が多くカロリーが高い

★解説

むね肉はダイエットや筋トレ中の食事によくおすすめされるくらい、低カロリーで高タンパクのヘルシーなお肉です。

その代わり脂が少なく、コクやジューシーさが少ない淡白でさっぱりとした肉質になっています。

パサパサとして固いイメージの強いむね肉ですが、実は本来の肉質としては鶏肉の中で1番柔らかいといわれています。

パサついて固くなってしまうのは、むね肉には水分を逃がさないようにしてくれる脂が少ないことが原因です。

水分を逃がさないように調理すると、むね肉本来の肉質を味わえます!!

やわらかくする方法については、こちらでも解説しています!

合わせて読みたい

むね肉とは?最強の疲労回復・老化防止食材

続いてもも肉は、弾力があり食べ応えのある肉質のお肉です。

肉自体の味が濃く脂が多いので、コクのあるジューシーな味わいで鶏肉の中でも人気の部位となっています。

ただ油が多いぶんカロリーが非常に高いので、ヘルシーと言われている鶏肉とはいえ、もも肉はダイエットには向いていないお肉なんです。

どうしても、もも肉が食べたいけどカロリーが気になる人は、皮を取ったりグリルで焼いて脂を落としたりして料理するといいですね。

向いている料理の違い

むね肉

【向いている】
・「揚げる」…淡白なので油との相性がよい
・「蒸す、ゆでる」…柔らかくさっぱりと食べられる

【向いていない】
・「煮物」…水分が抜けてパサパサに

もも肉

【向いている】
・「煮物」…皮のコラーゲンがとろける食感に
・「ロースト」…火を通しても固くならずジューシー

【向いていない】
・「サラダチキン」…脂が多くさっぱりした料理には合わない

★解説

むね肉は保水してくれる脂が少ないので、水分が抜けて固くパサパサになりやすいです。

なので、できるだけ水分を逃がさないように料理できる方法が向いています。

「揚げる」調理法は、むね肉に足りない油分をダイレクトに補ってあげられるので非常に相性がいいです。

「蒸す、ゆでる」調理法は、油分を足してあげなくても水分の抜けが少なく済むので、パサつかずやわらかなむね肉を食べることができます。

しかし、「煮物」にしてしまうと、むね肉がパッサパサのカッチカチになってしまいます。

なぜなら、醤油などの調味料の塩分で肉の水分がどんどん抜けてしまうからです。

また味をしみこませるための長時間加熱でも、むね肉の水分が抜けていってしまい固くなってしまうので、煮物は向いていません。



もも肉は、肉自体の脂のおかげでどんな風に料理してもパサついたり固くなったりしづらいので、基本的には万能選手です。

その中でも特に向いている料理が「煮物」と「ロースト」です。

「煮物」にすると、もも肉の筋や皮のコラーゲンがゼラチン化してとろけるような食感になりますし、脂が溶け出すことでほかの食材もおいしくなります。

「ロースト」にすると、もも肉の余分な脂を落としながらジューシー感はそのままなので、焼いた香ばしさとジュワッっとコクのある味をたのしめます。

万能選手なもも肉に、強いて向いていない料理をあげるなら「サラダチキン」です。

結局、もも肉は鶏肉の中でも脂が多くこってりとしている部位です。

さっぱりと食べたいサラダなどには、ちょっと合わないお肉じゃないかと思います。

まとめ:むね肉はさっぱりヘルシー、もも肉はジュワッとコクあり

同じ鶏肉でも「むね肉」と「もも肉」の違いについて
・見た目
・肉質
・向いてる料理
という3つのポイントで解説させてもらいました。

見た目では、薄い色をしていてきれいな方が「むね肉」、濃い色をしていてごちゃごちゃしているのが「もも肉」と覚えるとわかりやすいです。

肉質では、高タンパク低カロリーでさっぱり淡白なのが「むね肉」、ハイカロリーでコクがありジューシーなのが「もも肉」と考えると料理を作る時に選びやすいです。

向いてる料理では、万能選手なのが「もも肉」で、固くならないように「揚げる」「蒸す」「ゆでる」調理方法が向いているのが「むね肉」と知っていると失敗が少なくなるんじゃないでしょうか。


ぜひ、今後の料理作りに活かして、おいしい鶏肉料理を食べてくださいね!!

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