
手羽元ってどう使っていいかよくわかんないんだよね。
骨があって食べずらいし、どんな料理が向いてるのかもわかんないや。
ときどきスーパーで安売りしていることもある「手羽元」、食べたことありますか?
骨があって食べずらいから、なかなか買わない人もいるかもしれませんね。
買って食べることがあるという人も、決まった料理にしか使わなくて他に使い道がわからないという悩みがあると思います。
また食べたことがあっても、手羽元がどこにあるお肉かちゃんと知らない人も結構います。
この記事では
について解説しています。
手羽元の知識といっしょに向いている調理方法についても紹介していきます。
この記事を読んで、いままでやったことのなかったレシピにも挑戦してみてください!
手羽元とは?

手羽元は、むね肉と手羽先をつなぐ部分で翼の付け根にあたりにあります。
ときどき飲食店で「チューリップ」という名前の唐揚げを見たことがありませんか?
じつは「チューリップ」の原型は手羽元なんです!
手羽元の肉に切れ込みを入れてひっくり返すことで、チューリップのような形になるのです。
手羽元の特徴
手羽元の特徴は大きく3つあります。
手羽元や手羽先を総称して「手羽」と呼びます。
手羽元は「手羽」の中でも肉の量が多く、食べ応えがあります。
なんとなく脂が多そうなイメージが持たれがちですが、手羽元は胸肉に近いこともあり脂肪が少ない部位です。
また、むね肉に近い肉質を持っているのでやわらかいのも特徴です。
手羽元の選び方

スーパーで手羽元を買う時のポイントはこちらです!
まず、鮮度の確認として肉色と皮目をみてください。
色がくすんでいたり光沢がないものは鮮度が良くないことが多いです。
また、皮目の毛穴が平たんでぬめっとしているものも鮮度が落ちていておいしくありません。
肉色に光沢や透明感があって、皮目の毛穴がはっきりと盛り上がっているものが鮮度がよくおすすめです!
次に、うっ血がないかどうがみてください。
手羽は鶏肉の中でもうっ血がよくある部分です。
血が残っている部分は傷みのもとになるので、避けるのが無難です。
手羽元を食べやすくする方法
手羽元を食べるとき、箸では食べずらく手で食べる人も多いかと思います。
でも手が汚れるし、できれば箸で食べたくありませんか?
手羽元を箸でも食べやすくするなら、ひと手間かけて開くのがよいです。
開くといっても、魚のように面倒なことはないのでご安心を!!
焼きでも煮ても、骨から肉がはがれやすくなりノンストレスで手羽元を食べることができます。
手羽元の開き方
①できるだけ小さい包丁を用意する

②骨に沿って肉に縦に切れ込みを入れる
③抑えているほうの手で肉を左右に広げる

④骨についている薄膜に縦に切れ込みを入れる

⑤上下に小さくハの字に切れ込みを入れる

これだけです!
ポイントは、④の骨についている薄膜に切れ込みを入れることです!!
今日からでもぜひ試してみてください。
手羽元のおすすめ調理方法

手羽元は、脂肪が少なく淡白な味わいで癖がないのでどんな料理にも使うことができる万能な部位です。
味をしみこませて焼いて「タンドリーチキン」にしたり、チューリップにして油で揚げて「唐揚げ」にしたり、いろんな料理に合います。
その中でも、手羽元の特徴を活かせるのは「煮物」です!
煮物にすると骨からも旨味が出るので、その旨味を吸った肉や野菜がさらにおいしくなります。
またどんな煮物にしてもおいしいですが、栄養も最大限取ることができるレシピがあるので紹介したいと思います!!
手羽元を使ったレシピ
手羽元の旨味と栄養を最大限味わうことができるのは「手羽元のさっぱり煮」です!
なぜなら、手羽元のような骨付き肉を煮る時にお酢やレモン汁を入れると、酸の働きによってカルシウムが溶け出してくるからです。
今回は、おいしい手羽元のさっぱり煮のレシピを紹介します!
1,手羽元6本を包丁で開く
2,お酢・水・醤油を50ccずつと、砂糖大さじ2、ショウガ1かけ、ニンニク1かけ(つぶす)を鍋に入れて火にかける
3,煮立ったところで手羽元を入れて中弱火にする
4,フタをして20分ほど煮込んだら完成!
ここに、大根を入れたりゆで卵をいれたりしてもとてもおいしいです!
お好みの野菜や具材を入れて試してみてください。
まとめ:癖がないからどんな料理にも!
この記事では手羽元の特徴や、おすすめの調理方法についてまとめてきました。
骨がついていて食べずらい印象の手羽元ですが、ひと手間かけることで箸でも食べられるくらい身離れがよくなります。
また、他の部位と比べても脂肪が少ないうえに煮込んでもやわらかいので、脂を気にせず食べられるお肉というのもうれしいですね。
普段、もも肉やむね肉しか食べないという人も、この機会に手羽元をもっと食べてみてはいかがでしょうか。