みなさんこんにちは!もはしです。
ちらちらとツイッターでお話したり、記事の中に情報が出てきたりしていましたが、以前私は病気で入院していました。時期で言うと、ゴールデンウィークの中旬から10日間です。
この時の詳細に関してはおそらくどこでも話を出していなかったと思いますが、実は肛門の病気だったのです・・・(照)。もちろん私もびっくりでしたが、今回の病気は誰でも罹患する可能性のある病気です。発症からすでに4か月ほど経ちますが、未だに完治はしていません。
今回は、私が患った病気の一部始終をお伝えし、皆様が罹患しないようにできるアドバイスを書いていきたいと思います。
それでは!行ってみましょう!
病気について
- 病気の概要
- 症状
- 治療の流れ
- 治療中の注意事項など
対策について
- 原因
- 対策
病気について
病気の概要
まず、病気の概要です。私が罹患した今回の病気ですが、病名は「肛門周囲膿瘍」です。
簡単に説明すると、肛門と腸の境目にある肛門腺という部位が細菌に感染し、肛門の周辺に膿がたまる病気です。
膿を出す処置が一般的に最初にとられますが、自然治癒はしません。また、膿を出して終わるわけでもありません。詳しい治療の流れは後述しますが、なかなかの長期戦でした。
一般的な肛門の病気である痔とは違う病気です。
初めて聞いた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
症状
基本的な症状は肛門の痛みだけです。ただ、それが圧倒的に強いのです。
昔切れ痔になったことはありますが、比にならないほど強い痛みでした。初日はまだ「気付かないうちに気張りすぎて切れ痔になったかな?」くらいの感覚でしたが、時間がたつにつれてどんどん痛みは増していきました。
二日目には激痛、さらにどんどん増していく痛みに、仕事もままなりませんでした(出勤していましたが)。
ボラギノールも全く効かず、調べても症状が違い、トイレットペーパー越しに触ってみても出血やしこりなどの異常も見当たりません。何もせずともずきずきとした痛みが走り続け、特に肛門に力が入った時にとんでもない激痛が走ります。さすがにまずいと判断し、クリニックに行くことにしました。
このタイミングで、最初に痛みを感じてから一週間が経過していました。

あの時は本当に地獄だった・・・
みんな覚えておいてほしい。
実は、みんな気付いてないけどめっちゃ肛門括約筋使ってるんじゃ・・・
歩くとき、立ち上がる時、寝返りを打つ時など、下半身を動かすときはみんな使っているはず。
さらにトイレがつらかった・・・
小のほうを出した後、みんな尿道を締めるでしょ?
その時が本当に本当につらかった・・・
健康は大事。失ってから初めてそのありがたさに気づくもんなんだなあ・・・
治療の流れ
本当に死ぬほど痛くなった私は意を決して肛門科のクリニックに行きました。
結果、「異常なし」でした。まあ触ってわかるものじゃないですからね・・・。ただ、痛みが激しすぎたので肛門科の大きい病院を紹介してもらいました。
そこで超音波検査を受け、ようやく病名が判明。また、治療の流れをそのタイミングで聞きました。
もともと切開と排膿が必要だが、本来であれば初回の処置は局所麻酔下の切開で済むため日帰りで行える。しかし、一週間耐えたことにより膿の量が多く、一か所だけの切開で取り除けないため、複数個所の切開が必要。それにより腰椎麻酔が必要となり、一晩歩けなくなるため今日は入院が必要。
午前に病院に行き、午後はお仕事に行くつもりだったので速攻で上司に連絡しました(笑)。
そこで切開をし、一時治療は完了。しかし、膿を出した後に残った管が残ります。この症状を痔瘻と呼び、残った管のことを瘻管と呼びます。この痔瘻は一般的に自然治癒しないため、根治治療が必要です。
簡単な痔瘻であれば日帰りの手術も可能ですが、私の場合症状が重かったため、「肛門括約筋温存瘻管くりぬき術」という手術でした。
瘻管を丸ごとくりぬく手術で、肛門にできる限り負担がかからないよう、長期間休む必要があります。
そのため、10日間の入院が必要といわれました。すぐではなくてもいいとのことでしたが、結構タイミングが難しいのも事実です。
結果、お仕事の支障が少ないようにゴールデンウィークにかぶせる形で入院しました。
今は、くりぬいた穴がふさがるのを待っている状況です。長いなあ・・・
治療中の注意事項など
治療中に気を付けることですが、何よりも肛門に負担をかけないことが大切です。
・食生活
・体勢
・入浴
・排泄
これらが重要になってきます。
まず一日に水を1.5~2リットル飲むように言われました。硬い便も柔らかい便も肛門にとって負担になってしまいます。
そのため、水分をよく摂ることが大事です。体が健康であれば、ちゃんと水が吸収されるため、水を飲みすぎたからと言って下痢になることはありません。まず水を飲んでください。
また、食物繊維をよくとるように言われました。食物繊維には水溶性と不溶性の二種類があります。
水溶性は溶解することにより乳酸菌が増えやすい環境にしてくれます。海藻、果物、芋などに多く含まれています。
対して不溶性は溶けないことにより水分を保持します。また、物理的に腸を刺激し、便通を促進してくれます。豆や穀類、野菜、キノコなどに多く含まれています。
この二つをたくさん摂ることを意識しました。私はクリーム玄米ブランや、スーパーの海藻サラダなどをよく食べていました。
長時間の座位は肛門によくありません。時々立ってストレッチなどによって血流を促進したり、穴あきクッションを使ったりしましょう。
入浴は毎日しましょう。肛門を温めることによって血行が良くなり、早い完治につながります。シャワーだけでなく、できるだけ湯船に浸かるのがおすすめです。
排泄ですが、これが一番といってもいいくらい大切です。排便にかける時間は二分が基本!!
二分以上で出せない分は肛門近くにないので、すぐに出すことはできません。残便感があっても一回あきらめましょう。
いきむことは肛門に負担をかけるので、できる限り早く終わらせることを心がけましょう。
トイレで10分以上スマホをいじっているあなた!!!要注意です!
対策について
原因
この肛門周囲膿瘍ですが、原因ははっきりしています。「下痢」です。
「え?たかが下痢?」そう思うかもしれませんが下痢なのです。
下痢によって、肛門腺に便中の腸内細菌が付着しやすくなり、さらに増殖することによって引き起こされます。
対策
対策は非常にわかりやすいです。
・下痢にならないようにする
・肛門の負担を減らす
この二つです。便秘も、便が硬くなり肛門に負担がかかるので対策しましょう。
さらに詳しく書いていくと、
健康な便通を維持するために
・食物繊維や水分をよく摂取する
・アルコールや香辛料は控えめに
・乳酸菌を摂る
便秘になることを避けるために
・便意があったら我慢せずトイレに行く
・適度に運動をする
・無理なダイエットはしない
肛門の負担を減らすために
・トイレに長居しない
・ウォシュレットを使う
・毎日入浴する
・長時間同じ体制でいることは避ける
これらをしていれば対策として非常に有効かなと思います。
というより、純粋に健康に役立ちそうな内容なのでぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
まずは小腹がすいたときに食べるものをクリーム玄米ブランにするところから始めてみましょう(笑)。私のお勧めは最近発売したパイン味です!さわやかな酸味がありとってもおいしいですよ!
まとめ
いかがでしたか?今回は私が罹った肛門周囲膿瘍についてお話ししました。
罹ったのが三月中旬なのでもう四か月・・・手術台や入院費など合わせて20万円ほど消えました。
もともとおなかが緩い体質なのですが、下痢が原因でこんなことになるとは全く思っていませんでした。
病気の原因は意外にも些細なことだったりもします。
ぜひ健康でいられるために、普段からしっかり対策していきましょう!