
仕事を辞めることになったから、しばらくは失業手当で生活していかなきゃ。
でも、申請手順が全然わからない・・・。
離職票とかはあるけど、どれをどうしたらいいんだ?
仕事を辞めたとき、まずやりたいのは失業手当(雇用保険)の申請です。次の会社に就職するまで、あなたの生活を支えてくれる大事な収入源になるからです。
では、その失業手当はどうやって申請すればいいのでしょうか?また、ハローワークでどんな流れで手続きをするのでしょうか?
この記事では
・失業手当の申請方法
・ハローワークでの手順(流れ)
・失業手当申請後にやること
について解説していきます。
「ハロワで聞けばいいや。」と思っていると、ハローワークは思っている以上に利用者が多く混みあっているため、余計な時間を使ったり焦って間違えて書き直しをするということにもなりやすいです。
事前にしっかりと情報を収集しておくことが大切です。
失業手当の申請手順

失業手当の申請手順は、おおまかにこのような流れになります。
必要書類を用意する
↓
ハローワークに出向く
↓
求職登録をする
↓
受給要件の確認
↓
受給説明会
(コロナの影響でweb動画視聴の場合あり)
↓
受給資格者証をもらい支給開始
案外やることが多い!とおどろく方もいるかと思います。ですが、ちゃんと知っていれば私たちがやることの中に難しいものはありません。
まず、ハローワークに行く前に自分で書類を準備しなくてはいけません。
ハローワークに行く前の事前準備については、こちらで解説しています。
合わせて読みたい
【雇用保険・失業手当】ハロワに行く前にすることチェックリスト
こちらで離職票の記入方法も解説しています。
用意するものはおおまかに、「離職票」「本人確認書類」「マイナンバー確認書類」「写真」「印鑑」「通帳」となっています。人によっては、自己都合による退職ではないことを証明する書類も必要です。(婚姻届受理証明書など)
ですが、それらをただ持って行っても申請はできません。とくに「離職票」は、事前に記入しなくてはいけない項目がいくつかあるので、忘れずに記入しましょう!!
次に、ハローワークでの申請の流れを解説します。
ハローワークでの申請の流れ

書類の準備が出来たらハローワークに行きましょう。ハローワークでは、準備した書類を提出したり新たに書類に記入したり面談をしたりとやることがいろいろあります。
ではどんな手順で申請をしていくのか、順番にみていきます。
1、求職登録用紙の記入

まず、入ってすぐの総合窓口に「失業手当の申請と求職登録に来ました。」と声をかけましょう。
そしたら求職登録にに必要な登録用紙を貰えるので、必要事項を記入していきます。記入する内容は、希望する職種や勤務時間・雇用形態など希望雇用条件についてです。
この登録用紙の記入では必ず「フルタイム」の欄にチェックをしてください。
失業手当の申請での注意してほしいのは、この先アルバイトとして働きたくても「フルタイム」を希望しなくてはいけないことです。
失業手当は、基本的にフルタイムで働くことを希望している人に支給されるものなので、アルバイトだけにチェックを入れると申請が通らないかもしれないからです。
無事に記入をすることが出来たら、持ってきた書類と一緒にさっきの総合窓口に提出します。すると番号札を渡されるので、呼ばれるまで待ちましょう。
2、本登録

番号が呼ばれたら今度は相談窓口で求職の本登録をします。
相談窓口では
前職でどんなことをしていたか
どんな仕事をしたいか
どんな経験や資格があるか
などなど、これからの転職活動に役立ちそうな情報を聞かれます。こちらから質問等する必要はないので、聞かれたことに素直に答えていれば大丈夫です。
一通りの質問に答えたら、求職登録は完了です。担当してくれた職員さんによっては、現時点で受けられそうな求人票を出してくれるかもしれないのでありがたくもらっておきましょう。
登録が終わると、次の手続きで必要な書類を渡されるのでそれを貰って次の窓口へ向かいます。
3、受給要件の確認

相談窓口でもらった書類をもって「雇用保険給付課」の窓口に向かいます。
「雇用保険給付課」の窓口には受付箱があるので、そこに先ほどの書類を提出して呼ばれるのを待ちます。
※地域によっては異なるかもしれません。
名前を呼ばれたら窓口にいきます。ここでは主に、申請しに来た人が受給要件を満たしているかどうかを確認します。
また、離職理由もここで決定されます。自己都合以外での離職の場合、証明する書類が必要になるので忘れず持っていきましょう。
窓口での一通りの確認が終わったら、ハローワーク側の手続き作業が終了するまで待ちます。
手続きが終わるともう一度呼ばれるので、窓口で「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」と「失業認定申告書」を貰うと思うので受け取りましょう。
また、「雇用保険説明会」についての説明もあるのでよくきいておきましょう。
この日ハローワークでやることはここまでです。次は、雇用保険説明会の日にハローワークに行きましょう。
4、雇用保険説明会

指定された日に、必要な持ち物をもってハローワークに行きましょう。そこで、1時間程度の雇用保険受給についての講習を受けます。
※3、までの時点で不足書類があった場合は、雇用保険説明会の日に持っていって提出しましょう。
この雇用保険説明会が終わると、雇用保険受給資格者証がわたされて支給が開始になります。(自己都合離職の場合は3か月の待機期間があります。)
ここまでやることでようやく失業手当の支給がされます。
しかし、支給期間中にあることをしていないと失業手当の支給がストップしてしまいます。
つぎは、支給期間中にやらなければいけないことについて解説していきます。
支給期間中にやること
失業手当というのは、再就職する意思のある人に給付される手当となっています。つまり、次の仕事を探さずにごろごろしてるだけでは手当はもらえません。
では、支給期間中に何をすれば手当をもらうことが出来るのでしょうか。
支給期間中にしなければいけないことは大きく3つあります。
・求職活動
・失業認定申告書の記入
・失業認定日にハローワークへ行く
これらを行うことで、基本的は手当をもらうことが出来ます。具体的に何をするのか確認していきます。
求職活動をする

「求職活動」とは、簡単に言えばその名の通り仕事を探す活動です。
支給期間中、わたしたちは次の認定日までに2回の求職活動を行わなければなりません。
ただし、求人サイトやハロワの求人検索機などで検索しただけでは「求職活動」をしたことになりません。
では、何をすれば求職活動になるのでしょうか。
上記にあてはまるものが、求職活動としてみとめられます。
若干ややこしいですが、情報を見ただけではなく求人について情報を聞いたり実際に応募したりすれば求職活動をしたということになります。
また、次の就職にむけて資格取得を行うことも求職活動になるようです。
最もかんたんな求職活動実績の作り方は、ハローワークで職業相談をすることです。
やり方は簡単で
①総合窓口で「職業相談がしたいです。」と伝え番号札をもらう。
②呼ばれたら相談窓口に行く
③求職に関する話をして受給資格者証にハンコを貰う。
これだけです。
管轄のハローワークや対応職員さんによっては、求人票を持っていかないとダメという場合もあるらしいのです。ですが、私自身はそういわれたことがないので持っていかなくても大丈夫だと思います。
これを月に2回やれば、求職活動を2回したと認められます。
失業認定申告書を書く

失業認定申告書は、主にどんな求職活動をしたかを書く用紙になっています。
・活動した日
・その時利用した機関
(ハロワ・インターネットなど)
・活動の内容(職業相談・応募など)
を記入します。嘘を書いても、その会社などに電話して確認することがあるそうなのでやめておいたほうがいいです。
認定日にハローワークに行く

認定日は、失業認定申告書の左下あたりに書かれているはずなので、その日ハローワークへ行きます。
このとき、「記入済み・押印済みの失業認定申告書」と「受給資格者証」を忘れずに持っていきましょう。
ハローワークについたら総合窓口で「失業の認定を受けに来ました。」と伝えます。そうすると、雇用保険給付課の窓口に行くよう案内されるので向かいます。
雇用保険給付課の窓口には、受付箱があるので「失業認定申告書」と「受給資格者証」を一緒に入れて呼ばれるのを待ちます。
ここで、記入ミスなどがなければ呼ばれたときに「次回の失業認定申告書」と「受給資格者証」を渡されてすぐに帰ることが出来ます。
記入漏れや記入ミスがあると書き直しなどをして再び待つことになるので、自宅で正しく記入してくるようにしましょう。
手続きが不安な場合

基本的に、失業手当の申請は本人が最初から最後まで行います。ですが、なかには自分ですべてやるのは不安だという方もいるでしょう。
そんな方にぜひ利用してほしいのが、「退職NOTE」というサービスです。
このサービスは、失業手当を申請する人が失敗せず正しく申請できるようにサポートしてくれるサービスとなっています。
また、「退職NOTE」を利用することで失業手当を最大限貰うことができる申請方法もおしえてくれます。
私のケースで試しに計算したところ、通常申請するより400万円も多く貰えることが分かりおどろきました。
こちらのページから試算もできるので、1度計算してみてください!!
まとめ
失業手当の申請方法とその手順について解説しました。
1回ハロワに行けば申請終わりだと思っていた方には衝撃の真実だったかもしれません笑
正しい手順で申請をして、失業手当を受け取るようにしましょう!!