
早く家に帰りたい・・・。
仕事のこと考えると眠れないしドキドキする。
早く休みにならないかな。
こんにちは。お仕事辛くありませんか?
それはすでに「うつ病」などの始まりかもしれません。
誰もがストレスを感じて生きていますが、過剰なストレスにさらされていると体もこころも弱っていきます。
今回は、ストレスから生じる心理的な不調についてまとめました。自身に当てはまることがあれば無理をせず、相談・休職・退職などを検討したほうがいいです。
あなたの体とこころは一つしかないのですから。
体の不調についてはこちらの記事で紹介しています。
合わせて読みたい
【仕事】ストレスからくる体調不良が危険すぎる【からだ編】
心理面にあらわれる症状

強いストレスが原因で、体に現れる症状はいろいろあります。それを大まかに分けると以下の4つにわけることができます。
・憂鬱
・不安・緊張
・怒り
・幻聴
この4つの項目を見て、「あっ、そうかも」と思った人はすでにストレスが原因のこころの不調があらわれている可能性があります。
現状を抱え込まず、ストレス発散・相談・休職または退職など早急な対策が必要です。
憂鬱

「気分が沈む」
「気分が重い」
「憂うつだ」
「何をするのにも元気がない」
そう思ったことはありませんか?
そのような状態は「抑うつ気分」や「意欲低下」と呼ばれています。
「気分が沈んで、何をするのにも元気がない」状態になると「うつ状態」といわれます。
自分で「ふだんと違う」と感じる状態が1週間程度以上続いたら、早めに精神科や心療内科などの専門医を受診したほうがいいでしょう。
不安・緊張

何か心配事や気がかりなことがあるとき、目上の人や初対面の人に会う時など原因となる心配事などがあると、一時的に不安な状態になります。しかし、原因がなくなれば症状も自然に消えていくのが普通です。
しかし、そういった原因がないのに「落ち着かない」「どきどきして心細い」などの症状が起こる場合は「病的な不安」である可能性があります。
「病的な不安」は、理由がないのに生じたり原因がなくなってもいつまでも続いたりといった特徴があって、その根本には精神的・身体的な疾患の徴候である可能性があるのです。
また、不安は体にもあらわれ「どきどきする」(動悸)というのもそのひとつです。ほかにも「胸がしめつけられる」「息が苦しい」「冷汗が出る」「体が震える」「ふらふらする(めまい感)」「手足のしびれ」「脱力感」「頻尿」「のどが渇く」「眠れない」「頭痛」など、様々な症状が現れるので、原因のない不安に駆られるときは体の症状にも注意してください。
怒り

「最近、なんとなく周囲とうまくいかない」
「なんだか体調がよくない」
そんな風に感じていたり
「人に愚痴を言うなんてみっともない」
「人に話してもどうせ意味がない」
「相手に負担をかけたくない」
などと一人で思い込んで、我慢し続けてきた大きなストレスが胸の内にないでしょうか。
そういったことの積み重ねで、イライラしたり怒りっぽくなったりします。そしてそのイライラが原因で更に周囲とうまくいかずストレスを増やしてしまうことになります。
周囲から指摘されるほどのイライラや怒りっぽさを数カ月以上、繰り返し経験しているような場合には、精神障害を一度疑ってみたほうがよいです。
幻聴

周りに誰もいないのに声が聞こえてくるという状況には、いろいろな場合があります。
もし、周りに誰もいないのに確かに人の声が聞こえてきたり、人の声が普通の音の聞こえ方とは違って聞こえてきたりして、それによって気持ちがひどく動揺しまったり、行動が影響を受けてしまうような場合には、症状としての幻聴である可能性が高いです。
幻聴を引き起こす原因はいくつかの精神科の病気が考えられますが、その一つにPTSD(心的外傷後ストレス障害)という病気があります。
こころが非常に傷つくような出来事を経験した後に、その経験がよみがえるようにして幻聴が聞こえててくるようです。そして、短い言葉のことが多いようです。
やまみの実話

わたしは「アルバイト時代」「正社員時代」の両方でストレスによる心理的な不調がおこりました。
1度目は、大学生の時でした。
当時はカラオケ店で深夜バイトをしていましたが「面接時の条件とは違うシフトを組まれる」「店長と従業員のいざこざに巻き込まれる」「ワンオペ状態になる」など、労働環境にものすごくストレスを感じていました。
その結果、バイト先以外でも電話の音が聞こえたり、常に気分が沈んで何もする元気がない状態が続いたりしました。
2度目は、正社員時代にレジ打ちをしていた時です。一時期、クレーマー気質のお客様によく当たることがありレジに入るのが怖くなってしまい、仕事に行きたくないと思うようになりました。
そこから徐々に「休みの日でもドキドキして心細くなる」「何かしようという気力がわかなくなる」といった症状があらわれるようになりました。
1度目はバイトを辞めることで、2度目は所属部門が変わったことで、症状に悩まされることはなくなりました。
こころの不調を解決するうえで、環境から抜け出すことが非常に大事だと痛感しました。

辛い環境から逃げ出せたことで、こころが軽くなりました。
当時のことを思い出すと「これが普通なんだ、みんなそうなんだ。」と思い込んで、感覚がマヒしていたと思います。
まとめ
ストレスが原因であらわれる「こころの不調」についてお伝えしましたが、当てはまるものはありましたか?
「1つしか当てはまらなかった」
そんな人は、要注意です。まだ、耐えられると思わずストレス発散する方法を探したり、すこし転職を視野に入れたりすることをおすすめします。
「2つ以上当てはまった」
そんな人は、今すぐ仕事を変える・辞めることをおすすめします。あなたの体は1つしかありません。今の仕事を続けることだけがすべてではありません。
転職する勇気がわかなければ、転職サイトに登録してどんな会社があるのか見るだけでもいいです。
しばらく仕事をしたくないのであれば、失業手当や傷病手当で生活する方法もあります。いくら貰えるかだけでも見ておく価値はあります。
不調を引き起こすような環境で無理をする必要はありません。
これからの人生で一番若い日は、今日しかありません。
むしろ今日は一番若い日です。
今さらと思わずに、1度立ち止まって自分のこころと向き合ってみるといいかもしれません。